第1話

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「すれ違うまでには、なにか伏線があるんですよ」 わたしと友人はわけがわからなくて思わず顔を見合わせた。 「だから、付き合っている人と、すれ違って別れるまでには、何か伏線があるんですよ」 ぽかんとしているわたしたちをよそに、先輩は勝手に過去の話を始めた。 別にそんなこと、誰も聞いていないのに。
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