過去の話

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白城麻衣は困っていた。すでに何人の人にこう言ったかわからない。 「知恵の輪が解けたらつきあってあげてもいいわ」 しかし、実際に解けたと彼女の元に来る人はいなかった。 麻衣はため息をつき、目の前の紙に集中した。 そこにはとある雑誌から引っ張ってきたパズルが書かれていた。 最初麻衣は時間つぶし程度に考えていたが、これはどうやら一筋縄ではいかないらしい。
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