第1章

4/7
前へ
/11ページ
次へ
私と純くんがであったのは、去年の四月。 中一でみんな新しいクラスメイトに不安でいっぱいななか、純くんだけはやたらと落ち着いていた。 すごいな。 私は素直にそう思った。 純くんが落ち着いていられる理由はまた別にあったんだけど、当時の私はそう思ったんだ。 だから、純くんがお昼に誰とも食べないって知った時、私はすごく驚いた。 だって純くんのことをみんな誘ってるし、女の子なんか、彼と目が合うだけで、顔を赤らめてしまう。 はっきり言おう。 純くんはかなり美形だ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加