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「わたしと、賭けをしない?」
そう言った星野に、俺は思わず間抜けな声を返してしまった。
本当、わかんない女。うっとうしいくらい、毎日話しかけてきて、でもそれが嫌ではなかったりする、自分にもうんざりする。
けれど、星野の賭けの内容を聞いて、俺は目を点にした。
「これから一年間、私と付き合って。それで私のことを信じられたら、私の勝ち。一つ、私の言うことを聞いてね。
でも、それでも私のことが信じられなかったら、純くんの勝ち。一つ、私が純くんの言うことを聞くわ」
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