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敵は私の感じる所を知りつくしていて、舌を使っての巧みな攻めを全く緩める気配なし。
「ほらほら、嫌ならちゃんと嫌がってくれなきゃ」
「…く、」
動けないのをいいことにやりたい放題……!
田原さんの顔が、私の真正面にきた。
「なんなら、ここでこのまますることもできるけど?」
まるで喧嘩を挑発するような言い方だ。
「できるわけ…ないでしょ…」
まさか。
いくら田原さんでもあり得ない。
大体、急いでるって言って出て来たのに。
「じゃ、試してみる?」
冗談に決まってる。
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