§セフレという関係§

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「ブロー代、5000円」 後ろから私の鼻の前に差し出された手をすかさず掌で返すとピシャリときれのよい音が室内に響いた。 「呆れた。お金とるなんて聞いてないですけど? というか、ブローだけでその金額は高過ぎです。 詐欺ですよ」 「それはね… 」 肩にのせた長い手が私の胸の方へとのびてきていたのでギョッとする。 「この後サービスでマッサージがついてくるからなんだけどな…」 「田原さんっ!」 不埒な行為を振り払い、立ちあがる。
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