§セフレという関係§

28/37
前へ
/39ページ
次へ
「ん~、どちらかといえば、おねーさんのいろんな所をチェックしてる。 特に太股と胸元のあたり」 肩が今にもひっつきそうなくらいだった距離を瞬時に20センチほど開け、後ずさる私。 そして露骨に軽蔑の眼差しを作った。 「清々しい朝タイムに出ているお天気おねーさんをそんな目で見てるなんて…」 「そう白い目で見るなよ。 冗談なんだからさ」  私はぷいっと顔をそらし、歩くスピードを速める。 「大体、大胆な服装のキャスターなんていないでしょ」 「ジョークを飛ばした人が田原さんなだけに冗談とは思えませんが」 「言ってくれるね、君も…」 私より少し遅れていた田原さんだったけどすぐに追いつき、また平行になる。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2164人が本棚に入れています
本棚に追加