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「ん~、どちらかといえば、おねーさんのいろんな所をチェックしてる。 特に太股と胸元のあたり」
肩が今にもひっつきそうなくらいだった距離を瞬時に20センチほど開け、後ずさる私。
そして露骨に軽蔑の眼差しを作った。
「清々しい朝タイムに出ているお天気おねーさんをそんな目で見てるなんて…」
「そう白い目で見るなよ。 冗談なんだからさ」
私はぷいっと顔をそらし、歩くスピードを速める。
「大体、大胆な服装のキャスターなんていないでしょ」
「ジョークを飛ばした人が田原さんなだけに冗談とは思えませんが」
「言ってくれるね、君も…」
私より少し遅れていた田原さんだったけどすぐに追いつき、また平行になる。
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