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ーー「ナツキ……先生って、呼べばいいですか?」
ナツキ「うーん、そうですね!
それが一番慣れてますしね」
ーー「では、そう呼ばせていただきます
ナツキ先生、まずは基本的なプロフィールを
よろしくお願いします」
ナツキ「えっと、上から……」
ーー「ちょっ……!?」
ナツキ「冗談ですよ~
まぁ、結構、スタイルにも自信あるんですけどね(笑)
えっと、榎本 夏希です!
井歌詩高校で音楽教師をしています」
ーー「いつもキョウ達がお世話になってます」
ナツキ「いえいえ、アタシこそ
担任は初めてなので勉強になることばかりです」
ーー「……あの5人って、普段はどうなんですか?」
ナツキ「えっと、まずは赤月さんなんだけど
赤月さんはやっぱり、元気があっていいわね!
あの子がいるだけでクラスが明るくなるんです」
ーー「でも、騒がしかったりしません?」
ナツキ「本音を言えば……(笑)
特に澪田さん(アケミ)と一緒にいると
女子トークが始まっちゃうのよね」
ーー「あの2人、仲良しなんだ」
ナツキ「そうね……
そういえば、赤月さんって
あんまり他の女の子と喋らないわね……
意外と男好きな子なのかしら?」
ーー「と、いうよりは自分が女の子っていう自覚が
あの子にはあまり無いのでは……」
ナツキ「なるほど……
結構、それはマズイわね(笑)」
ーー「えっと、じゃあ次はノンはどうです?」
ナツキ「そうね~黒野くんはね
意外と一番扱い易いかもしれないわね」
ーー「先生、怖いです」
ナツキ「べ、別にそういう意味じゃなくて
一番クセの無い、ケジメのある子だと思うの!」
ーー「あぁ、そう言われると確かに」
ナツキ「まぁ、宿題と遅刻さえ
直せば完璧なんですけどね
あの子の家の事情考えたらしょうがないけど……」
ーー「家事とかもほぼ、自分ですもんね」
ナツキ「いっその事
赤月さんと結婚して2人暮らしすればいいのに(笑)」
ーー「先生もそのネタ使うんですか(笑)」
ナツキ「アタシは一応
この世界を“読める”人間だからね~」
ーー「そうでしたね」
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