アスナ/赤月 明日奈

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ーー「そんなヨーロッパ留学から帰ってくるのが キョウが中学生の時の冬でしたっけ?」 アスナ「そうね、ちょうど、帰ってきたぐらいに キョウがネコを拾ってきてね なかなかクセのあるネコだけど 今では欠かせない家族になったわね」 ーー「……そういえば、アスナさんって ネコが喋れると思ってますよね?」 アスナ「えっ、違うの?」 ーー「ごめんなさい、変な事言いましたね では、気を取り直して、アスナさんは今 マジック☆スターライト☆オーケストラの ヴァイオリニストとして活躍してますが なんと、新一さんとの共演 とっても嬉しかったんじゃないですか?」 アスナ「そうね、オケ入った時は 家で発狂しちゃったわね(笑) スッゴク嬉しかったんだけど、同時に かなりプレッシャーでもあったわね~ 『新一クンの前で失敗できない!』って思って……」 ーー「でも、新一さん優しいよね?」 アスナ「優しいわね(笑) ミスしても、本気では怒ってこないもん ただ、練習後にいじられたりするわね」 ーー「意外とSなの?」 アスナ「そうよ~ 仲良くなってからわかったけど かなり他の人の事いじってくるの! まぁ、ふざけてるだけってわかってるから 別に許せるんだけどね」 ーー「とか言って、いじってもらうの 実は嬉しいんじゃないの?」 アスナ「な、何言ってるのよ! アタシは全然Mじゃないんだから!」 ーー「ご、ごめんなさい…… ……で、その新一さんと付き合うワケだけど デートとかって、普通にしてるの?」 アスナ「そりゃあするわよ? 井歌詩町しか、まだ行ってないけど」 ーー「地元じゃん」 アスナ「悪かったわね~ 結構、忙しくて遊びに行けないのよ」 ーー「そっかそっか…… じゃあ、まだ結婚までは考えてない?」 アスナ「け、結婚はね~ もうちょい段階踏んでからね、しようと思うの」 ーー「焦らず、ゆっくりとですね」 アスナ「そういう事、まぁ、本音を言えば あの2人(キョウ&ノン)よりは早く結婚したいけどね」
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