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ーー「うわ~新一さんと話すの初めてだ」
新一「そうですね~
まぁ、楽しく話しましょうよ!」
「お気遣いありがとうございます
では、まずは基本プロフィールからお願いします」
新一「はい、藤秋 新一 26歳
誕生日が12/24で指揮者やってます」
ーー「誕生日がイブだ!」
新一「そうなんですよ
おかげでプレゼント一緒にされちゃって……」
ーー「あるあるですね……
えっと、26って事は……アスナさんとは……」
新一「2つ差ですね
僕が大学3年の時に彼女は入学したので」
ーー「そうなんですか
出会ったのはいつぐらいなんですか?」
新一「えっと、最初に会ったのは
ホント、アスナの入学当時らしいです」
ーー「『らしい』って……」
新一「その時はイマイチ覚えてないんですよ(笑)
僕はヨーロッパ留学の準備で忙しかったですし
いちいち女の子なんて気にしてられませんでした」
ーー「あぁ~留学か!
そうそう、これもアスナさんから聞いたんだけど
新一さんが留学したから留学したらしいよ」
新一「僕も聞きましたよ
何ていい加減な理由なんだと(笑)
まぁ、その留学でちゃんとアスナに会うんですよ」
ーー「向こうで会えたんだ!」
新一「留学先の学校は一緒だったのでね
僕は形としては大学院生だったけど……」
ーー「えっと、それは……」
新一「僕の理想としては
向こうの音大の在学中に何かしらの賞取って
そのままオケに身を埋めようかな?
なんて思ってたんですけど……
現実はなかなか上手くいかなくてね(笑)」
ーー「あの新一さんにも挫折が!?」
新一「そうなりますね(笑)
アスナとは丁度、挫折してたその1年間に出会って
久々の日本人って事もあってね」
ーー「それで、仲良くなったと……」
新一「いや、当時は僕はね
恋愛感情は抱いてなかったよ
ただ、あの時アスナに励まされたのは
大きなターニングポイントなのかもしれないね」
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