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「それじゃ、オレはもう帰る。二度と連絡してくんなよ」
「あぁ、また呼ぶから待ってろよ」
青峰は軽く手を振ってオレを見送った。
いや、オレを見送るでは語弊がある。
青峰は軽く手を振り、雑誌を見ながら送ったのだ。
やはりアイツは年上に対する礼儀を知らないようだ。
舌打ちをして帰路につく。
空は夕焼けの赤から紫の光に変わる頃だった。
髪に触れると湿っていて、乾いていないことに苛立った。
青峰と一緒にいたくはない。
その気持ちからか、シャワーで濡れた髪が充分に乾かせなかったのだろう。
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