第1話

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嘘か本当か 黒か白か 人は、どちらなのか知りたがる 俺も同じだ 砂漠を長いこと歩くと獣が群れでこっちに来るのがわかった 「っやべ」 少しは闘えるけど あの群れは無理だと感じ、逃げ出した 「はぁ……どうするかなー」 始めからどこに行くのか決まって無く この広い砂漠をただ進んでいただけなのだから 《ナゼニゲタトウマワリダ》 「それは絶対に死んでたから!それにこっちの方が近いんだ」 なんて頭の中の声に反応したり そんな自分は進むべき道を知っていたり 訳がわからなかった だけど、見えたんだ魔の遺跡が…。 「多分、あそこだよな…。」 ムカつく。 あの場所を見るとなんか… あの場所に近づく度に… 「何でこんなにジメジメしてんだよくそっ」 近づく度にわかってしまう 誰かくる… 『「たすけて」』 怒りが……やって来る 「あの人達、殺されちゃうっ」 物凄い怒りが…俺のところに 俺の中に 《イマスグつレてけ》 「どこだ?」 「えっとこっちです!!」 走りながらずっとムカついてた あの場所で 気に食わない事が起こっているのが 見えていたから やめろ。 「やめろ……やめろっ、やめろーーーーーー」
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