越えられない壁

11/25
前へ
/40ページ
次へ
琉惺と初めて肌を重ねた夜。 あの時もそうだった。 生きる気力さえなくした あの頃の私に唯一、 気付いてくれたのが琉惺。 「オマエさ…死ぬ気だろ」 企画部の飲み会の席で そう言って私に話しかけて来た 琉惺の瞳はまるで 鏡を映したかのように 私と同じ瞳をしていて。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

976人が本棚に入れています
本棚に追加