越えられない壁

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しばし続いた沈黙の後。 「ホントに君は…罪な女だ」 そう言って小さく笑った彼は 荒々しく私の唇を塞いだ。 すくい取られた舌先が 彼の中に吸い込まれ 淫らな音を繰り返す。 少し乱暴な彼の手が 私のシャツの裾から 胸元へと這い上がって 突き出た部分を指先でつまんだ。 「んっ…」 漏れた吐息に彼は フッと笑みを見せると 優しく私を抱き上げる。
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