越えられない壁
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琉惺とどれだけ肌を重ねても 結局それはお互いの 傷の舐め合いでしかなかった。 けれど和成さんは こんな私でも愛してくれるの? 縋るように問いかけた瞳に 彼は困ったように眉を下げる。 「八神琉惺… だけじゃないよね?」 彼の問いかけに私は 泣きながら小さく頷いた。
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