越えられない壁

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「そんなカオした女の子を 連れ歩いてたら、 俺がとんでもなく 悪い男みたいでしょ。 とりあえず俺の家に行こう」 「……………」 「泣きたいんだったら 泣いていいんだよ。 俺が隠してあげるから 何も我慢なんてしないで」 そう言って彼は私の頭を 自分の胸に導いて 右手でそっと包み隠した。
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