オオカミ

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身も心も蕩けてしまう… 今の私がまさにそれだ。 私は段々怖くなってきた。 快感に震え、酔いしれていく自分自身に… 「……泣かしちゃったね」 彼の唇がゆっくりと離れ、そう呟いた。 「はぁ…はぁ…ふぅ…」 私はまだ息が乱れて、懸命に新しい酸素を求めてた。 私、いつのまに泣いていたんだろ… 崎村さんは、私の頬にキスを落として、涙を拭った。 「涙はしょっぱいね…残念…クスッ」 私はボンヤリと崎村さんを見上げた。 「無意識なんだろーなぁ…」 「?…何がですか?」 「いや。今日はここまでくらいにしとかないと…って、今、自分を戒めてるところ。」 …そうですね。 これ以上はムリです!! 私は急に恥ずかしくなって俯いた。 ・
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