5秒で解答 #2

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「ま、あんな極上イケメンにお気に入りと言われりゃ、充てられるわな。あはは! ほら、立ちな。帰るよ」 あっけらかんと千夏が笑い、私の手をとり引っ張りあげた。 あ、立てた。 よかった。 てか、腰抜けるって、どんだけだよ。 ふと、さっきまでの崎村さんとのやり取りを思い出し、顔が熱くなってきた。 あ~どーしよ、明日。 なんだかクラクラしてきた。 ホントに酔いが回ってきたのかも? 「どした?」 千夏がちょっと心配気に聞いてきたので 「何でもない!帰ろ」 千夏の腕に絡みつき、駅へと歩き始めた。 もう考えても、しょーがないや。 明日考えよ。 今日はクラクラするから、考えるのを放棄。 しかし結局は、頭から追い出そうとしては、崎村さんのことを思い出し、クラクラする脳内と格闘しながら、私は家路へ急いだ。 ・
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