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「ねぇ、学校の授業、大丈夫だった?」
「へ?」
突然、真面目なことを聞いてきたので、拍子が抜けた。
この人の会話って、勢いよく飛ぶよな~。
「今日の授業は3コマ目からだから…」
「そっか」
シーン…
…か、会話終了?
えと、何か話したほうがいいかな?
つか、私、何で今日呼び出されたの?
「あ、あの…今日はあたしに何か用…」
「遅刻…したね?」
話しかけようとした私の言葉を崎村さんは遮った。
また話が突拍子もなく飛ぶ。
「え?あ…でも、部室がわからな…」
「遅刻したよね?」
私を上目使いで見上げながら、崎村さんはまたも遮った。
「はぁ…すみません…」
遅刻15分くらい大目にみてくれたらいいのに…
さっき、遅れて来た理由に納得してくれたんじゃなかったの?
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