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「ふーみん、モテてんな~」
「……本気で言ってます?」
私は横に来た藤沢さんに、ウンザリした顔で言い返した。
「…皆、何を言ってきてるの?」
将さんが藤沢さんの隣から、俯き加減で聞いてきた。
「…とりあえず、誘い文句になるんですかね?
ま、誰も本気モードじゃないですけどね」
溜息まじりで私は応えた。
「この後の飲み会は、どういう手で来るんだろーね?」
千夏が私のテンションを更に下げることを言った。
「そーだね。どんな手を使ってくるだろうね…」
将さんは、キャンプファイヤーの炎を、まっすぐ見つめながら呟いた。
無表情なんだけど、何となくだけど、ひょっとして怒ってる?
ふと気づくと、瀬里奈さんがこちらを見ている。
というか、私を睨んでる?
私は、この後の飲み会のことを思うと、また憂鬱になった。
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