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そして、飲み会。
民宿の大広間で、60名くらいが飲み明かしている。
あとは寝るだけなので、心置きなく無礼講状態だ。
そして、私は飲み会中でも、やはり男の子からアプローチらしきものを何度か受けた。
もちろん、ことごとく断り続け、千夏も防御してくれたので、やっと男性陣は諦めてくれたようだ。
やっと解放されたー!
「あー!ウザかったな~」
千夏がストレートに愚痴った。
「でも、あんな噂を本気にするもんなんだね~」
「ま、あわよくば、ひと夏だけの恋人じゃなくて、ずっと…って、思ってた奴もいると思うけど?」
「あたしに?まっさかー」
「…あんたって、やっぱ天然ね」
「は?何で天然?」
「ま、いいや。アタシ、ちょっとトイレ行ってくるから、用心しなさいよ!」
「はいはーい!」
千夏は一言私に注意を促して、トイレへと行った。
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