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「あ!ここ、いい?」
「え?あ、あの…」
私の応えを聞くことなく、千夏が座っていた隣の席に、サークルの先輩の女性が座ってきた。
「あの、そこは…え?」
私の周りには、あっという間に、全然話したことがない女性陣が座ってきた。
「前から三田さんと話してみたいと思ってたのよね~」
「はぁ…」
ああ…男性陣から、やっと解放されたと思った矢先…
ああ…千夏、早く帰ってきて~!!
「三田さんって、彼氏いるの?」
「いや~…アハハ…」
「あ!そーいえば、恋人募集中なんだよね?」
「いえ、別に…」
「だから、料理を率先してやったりして、男にアピってたんだ?」
「いや、あの…」
「あー!三田さん、結構、男を手玉に取るタイプ?」
「そんな…」
「ひと夏の恋もOKなんでしょ?
ひょっとして、男好き系?」
「いや…」
「「へー!男好きなんだ~」」
だから、人の話を聞け!
そして、しゃべらせろ!
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