我慢の限界 #2

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「三田さんって、経験豊富で床上手なの?」 「そーみたいですよ!見た目ではわからないですよね~」 普段は女性に対して無表情な将さんが、にこやかに話しているので、周りの女性陣は嬉しそうだ。 「へぇ…」 だけど、将さんはどう見ても、目が笑ってない。 あぁ…凄く嫌な予感がする… 「キスで腰が抜けるのに?」 「ちょッ!」 「「「は?」」」 女性陣は一斉に怪訝な顔をした。 ていうか、サークル全員が同じ顔してる。 「それに、バージンだったよ?」 「わーーーーーーーー!!」 人前でなんちゅーことを暴露してるんだ!! 私は慌てて、将さんの口を手で塞ごうとしたら、逆に将さんが私の手を掴み、引き寄せた。 「文香が経験豊富で床上手って、俺のお陰?」 「将さん!!」 真っ赤になって怒る私を、すっぽり腕の中に閉じ込めて、ニッコリ顔の将さん。 こんのー!悪魔のオオカミめ!! ・
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