8/24
前へ
/35ページ
次へ
私が首を傾げて『?』顔してると 「相変わらず、鈍いな~。 崎村さんよ。これからは崎村さんを1番に頼りな。 誰よりもあんたの支えになってくれるはずよ」 「え…でも…」 「ま、今回は文香バカの奴、とんでもないヘマしちゃったけど、これで本当の覚悟が出来たと思う」 「覚悟?」 「そ。文香を失う怖さを知ったからね。文香を守る覚悟が強くなったと思うよ」 私を守る覚悟? でも…私なんかのために、そんな大袈裟な覚悟なんて必要ないと思うんだけど…? 「将さんがまさかそこまで…ハハハ」 「あんたはね、自分のことを知らな過ぎんの! 文香は優しくて強い。そこに皆が魅了されるの。失いたくないほどにね。 でも、優し過ぎて、逆に付け込まれっから、危なっかしいんだけどねー」 ・
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

854人が本棚に入れています
本棚に追加