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私が首を傾げて『?』顔してると
「相変わらず、鈍いな~。
崎村さんよ。これからは崎村さんを1番に頼りな。
誰よりもあんたの支えになってくれるはずよ」
「え…でも…」
「ま、今回は文香バカの奴、とんでもないヘマしちゃったけど、これで本当の覚悟が出来たと思う」
「覚悟?」
「そ。文香を失う怖さを知ったからね。文香を守る覚悟が強くなったと思うよ」
私を守る覚悟?
でも…私なんかのために、そんな大袈裟な覚悟なんて必要ないと思うんだけど…?
「将さんがまさかそこまで…ハハハ」
「あんたはね、自分のことを知らな過ぎんの!
文香は優しくて強い。そこに皆が魅了されるの。失いたくないほどにね。
でも、優し過ぎて、逆に付け込まれっから、危なっかしいんだけどねー」
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