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あの事があってから、私自身男性への警戒心が強くなった。 それを感じてた千夏は、私の代わりに、近づく男性を牽制してくれてたりしたのだ。 だけど、将さんには… 「フフッ…ま、初っ端に崎村さんがアタシの隙をついたってのもあるんだけど…」 確かに… 私は将さんに初めて会った日を思い出す。 将さんは、あの日、千夏だけじゃなく、すべての人を出し抜いたと言っても過言ではないな… 「崎村さんってさー、アタシと同類じゃん?」 「あ、うん」 似た者同士って自覚あるのね。 「だからよ」 「へ?」 「アタシと同類だから、あの人には文香の良さが解る。そして、文香にハマって抜け出せなくなると思ったのよ」 「あたしのどこにそんな魔力が…ハハハ」 「だーかーらー、あんたにはわかんないんだってば。 無自覚の強さよね~」 全く訳わかんない。 ・
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