854人が本棚に入れています
本棚に追加
「アタシ一人、あんたに四六時中べったりってのは、さすがに限界があんじゃん?
なるべく多い人数のフォローがあったほうがいいのよ。
アタシんちでもいいけど狭いしさ。
あんたんちに新兄を泊まらせるのは、文香バカが絶対に嫌だって言うし。ねー!?」
千夏はドアに向かって、わざと大きな声で話す。
高峰先生を私の家に泊まらせたくないって…それって…
「こんな時にまでつまらん独占欲を出しやがって…ったく。
あ!ちなみに、崎村さんがあんたの前に出て来ないのは、新兄に禁止されてるからだから。
それを言い渡された文香バカの凹みようったら…クックックッ」
千夏が、いかにもざまあみろと言わんばかりの意地悪い笑い方をしてたら…
ドンッ!
ドアを蹴る不機嫌そうな大きな音が鳴った。
この二人、似た者同士でうまが合いそうなのに、どうしてこうも犬猿の仲なのかしら?ハハハ
・
最初のコメントを投稿しよう!