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「崎村くんも相変わらずやっぱり人気だし…」
「そうですねぇ」
「彼女としては心配でしょ?」
「うーん。
ちょっと前までは、どちらかというと、周りの女性のことより、あたしが彼女でいいのか、そのほうが気になってましたけど…」
「アハハ!あんなにベタ惚れされてるのに?」
「はぁ…自分に自信がなくて…」
「リアルももりんは、謙虚なんだねぇ」
「そんな……
でも、今は私が彼女なんだって自信が、ちょっとだけつきました」
「そうよ~。私、一年の時から崎村君知ってるけど、ずっと鉄仮面でロボットみたいだったんだから。
崎村君を人間に戻したのは、三田さんよ…フフフッ」
「じゃあ、もっと自信持ってもいいのかな?フフッ」
佐々木さんって、いい人だなぁ…
私と佐々木さんが、ほのぼのと笑いあってると…
「ふーん?そんな自信を持っても大丈夫なの?」
聞き覚えのある声が、私の後ろから聞こえた。
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