837人が本棚に入れています
本棚に追加
---------
-------
もうすぐ学祭がスタート時間になるので、私の見張りに闘志燃えたぎる4人とともに、サークルの出店場所に向かって行ってたら…
「あれって……じゃ…」
「似てる!……」
私を見てこそこそと話す人達。
将さんと付き合うようになってから、人の視線には慣れているんだけど、何となくオタクっぽい人に、やたら見られているような…?
「ねぇ?さっきから、文香見る人達の態度、おかしくない?」
「千夏もそう思う?」
「何だろ?」
「はぁー…俺は文香を見る奴の目玉をねこそぎ潰してやりたいよ」
ひーーッ!
将さんの発言が恐ろしすぎる!
悪魔のオオカミは、先程からすこぶるご機嫌ナナメ。
私はともかく、学ラン将さんとセーラー千夏も、凄く人の目を引き付けているのだ。
そんな中、周りの目も構わず、将さんは私の手を繋いで歩いている。私の心配ばかりして…
ホントに心配性だなぁ…フフッ
・
最初のコメントを投稿しよう!