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「そっか!だから、さっきからオタクっぽいのが、文香見て、こそこそ似てるって話してたのか!」
千夏が納得したように、手の平をポンと拳で叩いた。
「そんなに似てるのか?」
「似てるどころか、そのまんまですよ!」
普段大人しい小林くんが、私を見ながらイキイキしている。
小林君、ゴメン
ちょっと引いちゃったよ…
「文香、やっぱり着替えよう?」
真剣な顔をして、将さんが私にお願いするように話し掛ける。
将さんがそんなに心配するなら…
「あたし…着替えよ…」
「「「駄目!!!」」」
私が着替えると言おうとした瞬間、男性陣からの制止の叫び声が響く。
な、何?
「部長命令!
ふーみんはセーラーのままで!」
藤沢さんが私をビシッと指差し、命令を下す。
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