コスプレ #2

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「いつも崎村君見たさに混乱することが多くて… それに今年は、美人の橋本さんもいるでしょ? ちょっと心配してたの。 それに、三田さん…ホントにももりんにそっくりだし…」 佐々木さんは恥ずかしそうに、私を見ながらまごまごしている。 「あのぉ… そんなにあたし似てますか?」 「うん!余りにもそっくりで感動しちゃうくらい! あの…後で写メ撮らせて貰える? ネット公開なんて、絶対にしないから!」 「は、はぁ…いいですよ…」 「ありがとう!じゃ、頑張ろうね!」 佐々木さんは、意気揚々と持ち場へと去って行った。 私、そんなにももりんに似てるのか…ハハハ… 「ほんじゃ、文香、くれぐれも気をつけてよ!」 千夏が私にもう一度釘を刺す。 「文香、俺がついてるからね」 将さんがいつものように私の頭をわしゃわしゃしながら、優しく微笑む。 うん。大丈夫! 皆がいるもん!頑張ろ!! 「よーし!開店すっぞー!」 藤沢さんが大声で開店を告げた。 そして、これが… 私が大きな大きな嵐に巻き込まれる合図だった。 ・
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