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「あまりにも存在を実感できないから、彼女はホントにいるのかって。
で、その飲み会で彼女を見せろって、皆が詰め寄ったんだけど、崎村が頑なに嫌がったもんだから…
彼女持ちってのは、女を寄せ付けないためのカモフラージュじゃないか?ってなってね。
で、最近、その話がいつの間にか会社で噂として流れてるって訳」
なるほど…
私の存在は幽霊みたいな?
「まぁ…あたしごとき、皆様にご披露するほどのものでもないですしねぇ」
「はぁ!?」
私は何の気無しに言ったら、将さんは目を吊り上げた。
「アーハッハッハ!文香ちゃん、凄いわ!
よく天然って言われない?」
「どうして、それを!?」
また初対面の人に天然と言われてしまった!!
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