振替休日のお使い #3

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「ハァー…将さんって、ほんっとに羞恥心無いんだから…」 二人の後姿が小さくなり、私は一人ぼやいた。 所構わず、人目気にせずの激甘彼氏の仕業で真っ赤になった頬を手で覆う。 あー…恥ずかしかった… ま、あんな一瞬のことを、そんな見てる人もいないか…フゥー… 「さ!帰ろ!」 気を落ち着けて、いざ帰ろうと踵を返したら 「おい…ハァ…ハァ…」 「わッ!!」 見知った顔の人が、真正面にいたので驚いて、後退った。 「横山…君…?」 そこには、息が荒れて、凄く怒った顔の横山君が立っていたのだ。 「あれ?何でここに横や…」 「アイツが……ハァ… お前とキスしてたアイツが… お前の彼氏なのか!?」 「ーーッ!!」 あんな一瞬のことを見てる人が、まさかここにいた!! ・
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