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うわぁ…嘘でしょ?
こんな絶世の美男子に、一日に2度もプロポーズされるなんて…
私、どんだけ果報者なの!!
もう胸はドキドキとキュンキュンでせわしない。
また驚かされちゃったけど、今度はすぐに返事をしなくちゃ!
私は、花瓶から赤い薔薇の蕾を取り出した。
「赤い薔薇の…蕾の花言葉は知ってますか?」
「蕾?蕾にも花言葉があるの?」
私はコクンと頷いた。反対に、将さんはゆっくり首を横に振る。
「蕾の花言葉は……『あなたに尽くします』
あたし、将さんに一生尽くします。
だから、将さんのお嫁さんにして下さい!」
「ーーッ!!」
私は真っ赤な顔で、将さんの手から薔薇を受け取り、私が持っている薔薇の蕾を、将さんの前に差し出した。
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