赤い薔薇

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え?え?え? 逆プロポーズ? 男顔負け? 何で!? 私はただ、思ったままを口にしただけなのに? 「えーっとぉ…あたしの正直な気持ちだったんですけど…やっぱり『はい』がよかったんですか?」 「………ブフッ!!アハハハハッ!」 思い切り吹き出したかと思ったら、将さんは額に手を当て、天井を仰ぎながら大笑い。 私は何故笑われているのか、ちんぷんかんぷん。 爆笑する将さんに呆気に取られて、まじまじと見てしまう。 「クックックッ…負けた!参った! 文香、完敗だよ。敵わない!」 「な、何!?何が!?」 何で笑われてるのか全く解らないので、私はちょっとふて腐れてくる。 将さんはそんな私を見て、「ごめんごめん」と言い、大笑いを抑えた。 ・
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