「わかった」 #2

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--------- ------- 引き継ぎの打ち合わせも終わり、東さんと古賀主任は、スケジュール調整のため、先に各部署へと帰って行った。 寧々ちゃんも打ち合わせが終わった途端、土屋さんに呼び出され、秋吉さんは逃げるように出て行った。 今、会議室にいるのは、私と安井さんと横山君。 何となく気まずいので、私は片付けの手を急がせる。 「三田さん」 「あ、安井さん」 安井さんが声をかけてきたので、私はすぐに安井さんのほうへ向き直った。 「安井さんには、今まで本当にいろいろ助けて貰って… ありがとうございました!」 「こちらこそ、ありがとう。 ウルラビを担当出来て、凄く楽しかったよ」 私が頭を下げると、安井さんも下げた。 ・
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