「わかった」 #2

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「あいつ…東が次のウルラビ担当だ。俺の同期」 ああ…だから、親しい感じがしたんだ。 「ま、あいつなら変な偏見なんか持たないし、やりやすいと思うぞ。 商品企画の中でもやり手だしな」 「へぇ~…女性で凄いですね」 見るからに才色兼備って感じだったもんなぁ。 だけど、何となく営業部の女性ってだけで、ちょっと不安になる。 古賀主任のお墨付きだから、大丈夫だと思うんだけど… 「そういえば、横山は?」 キョロキョロと横山君の姿を捜す古賀主任。 「今、児玉さんの所に行ってて… もうすぐ……あ!帰って来た」 ちょうど横山君が戻って来た。 「なんですか?」 横山君は戻るなり注目されていたので、怪訝な顔で尋ねて来た。 ・
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