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熱い頬を両手で押さえて、ツカツカと歩く。
もう!しょげてると思ったのに!
ホントに悪魔のオオカミは、いつもいつも、私をからかって……
ないかも?
ちょっと本気な気もする…
ふざけているかと思いきら、マジだったりするんだよね、将さんって。
結婚したら…毎日…
いってらっしゃいのチュー…
うわー!うわー!うわー!
恥ずい!!
やっぱり恥ずかしくって、出来ない!!
将さんとの新婚生活を妄想し、ムズムズして身もだえてしまう。
ハッ!…今、通りすがりの人に、白い目で見られたよ…ハハハ…
結局、玄関先の将さんの激甘攻撃により、私はああでもない、こうでもないと、脳内で新婚シュミレーションを繰り返し…
目的地に到達するまで、妄想でニヤける怪しい顔を隠すのに必死だった。
何、やってんだ…私ってば…
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