お仕置き #2

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悪魔のオオカミの甘い甘い言葉に充てられて、私は照れ隠しに差し出されたパンを食べようと口を開く。 バクッ! 「あっ!」 「お人よし過ぎるのが、困りものだけどね」 将さんは、私の口に入る寸前で、手の向きを方向転換して、パンは将さんの口の中へ。 う~~!やられた!! 「今日だって、俺のこんな我が儘を許しちゃうくらいだし? まあ、わかってて付け込んだんだけど」 フフンと鼻で笑い、澄まし顔の将さんに、口を尖らせ、思い切り不満顔を晒す。 激甘な言葉でメロメロにさせといて、その直後に意地悪なんて… このドSイケメンめ!! 悪魔のオオカミの手の平の上で良いように躍らされて、ちょっと…ううん。かなり悔しい。 ・
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