お仕置き #2

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「文香、ごめんね?」 「………」 「怒っちゃった?」 「次は……」 「次は?」 「………牛乳下さい」 「フフッ…はい。どうぞ」 首を傾げて、甘えた口調で謝る将さんに、怒ることが出来ない私。 だって、可愛いんだもん。 私は、将さんが口へと寄せた牛乳を、ストローでズズッと吸い上げる。 「やっぱり優しいね。文香は」 将さんは目を細め、私を見つめ、はにかむ。 そして、ふっと表情を変えた。憂いを帯びた瞳へ。 「文香…」 「はい」 「本当に今日一日だけでいいから、俺の独占欲をいっぱいに満たさせて欲しいんだ」 「将さん?」 将さんは切なげな声で話す。 「…やっぱり、ちょっと…いや、かなり凹んだというか ううん、違うな… 凹んだというより、嫉妬で狂いそうだった…ってほうが正しいかな」 ・
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