腰抜かす #2

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「将さん!!!」 「ん?」 「絶交!!」 「え!?絶交!?」 頭に来て、思い付いたことが、情けないことに小学生レベル。 しかし、まだ腹の虫がおさまらないので、子供じみた反撃を続ける。 「あたしの半径1M以内侵入禁止!」 「え!?」 「もう口もきかない!」 「え~っ!?」 私はツーンと鼻を上に向けて、顔を背けた。 「ふーみか!」 「………」 「ふーみーか!」 「………」 「ふ~み~かぁ~」 「………」 甘えた声出したって、こっちからは折れないからね!! 私は口を尖らせて、そっぽを向いたまま。悪魔のオオカミは、私に無視されて、頭を垂れて、シュンと肩を落とす。 「文香と絶交はイヤだから、白状するよ。 岩尾さん、もういいよね?」 チラリと横目で将さんを見ると、後方にいる岩尾さんから了承の相槌を貰っていた。 ・
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