最後の難関 #2

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「なっ!ちょっ!将、お前…!」 「え?え?」 動揺した藤沢さんは慌てて将さんの口 を塞ごうとしたけれど、余裕でスイっとかわされた。 千夏は全然知らなかったようで、藤沢さんをビックリした表情で、見つめていた。 そうか…藤沢さんも影の立役者だったんだね… 千夏のためにも頑張ってくれたんだ! そして、そんな二人はバッチリ目が合うと、咄嗟に背中合わせに視線を逸らせた。 なんだ、なんだ…この初々しさは…くぅ~!! 「フフフ…バカップルの称号は、千夏達に譲らないといけませんね?」 「だね~」 私と将さんは、意地悪な顔で二人に笑いかける。 「「うっさい!!」」 最後まで息ぴったりで、顔までお揃いで真っ赤な二人だった。 ーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーー ・
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