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「なっ!ちょっ!将、お前…!」
「え?え?」
動揺した藤沢さんは慌てて将さんの口
を塞ごうとしたけれど、余裕でスイっとかわされた。
千夏は全然知らなかったようで、藤沢さんをビックリした表情で、見つめていた。
そうか…藤沢さんも影の立役者だったんだね…
千夏のためにも頑張ってくれたんだ!
そして、そんな二人はバッチリ目が合うと、咄嗟に背中合わせに視線を逸らせた。
なんだ、なんだ…この初々しさは…くぅ~!!
「フフフ…バカップルの称号は、千夏達に譲らないといけませんね?」
「だね~」
私と将さんは、意地悪な顔で二人に笑いかける。
「「うっさい!!」」
最後まで息ぴったりで、顔までお揃いで真っ赤な二人だった。
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