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私の存在が邪魔してるってことになるなら、申し訳この上ない!!
「すみません!社長!岩尾さん!!」
私は将さんの代わりに、迷惑をかけているだろう社長と岩尾さんに頭を下げる。
「大丈夫!大丈夫!ふーちゃんのお蔭で、随分、効率上がったから」
「へ?」
社長がニコニコしながら、私の肩を叩く。それをペシンと手で払う将さん。
その様子を苦笑いしながら、岩尾さんが後を続ける。
「そうなんです。怪我の功名といいますか…文香様のスケジュールに合わせようと、常務が即断即決で指示するもので、それが功をなし、仕事が格段にスピードアップしまして」
「そうそう。その判断もピシャリだから、現場も助かってるんだけどな。
それにお前いないと、きっと、こいつ、常務の仕事しねーぞ」
「いや、そんなことは…」
古賀主任の発言があり得そうで、冷や汗たらり。
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