Sunday Morning #2

11/35
前へ
/35ページ
次へ
私の存在が邪魔してるってことになるなら、申し訳この上ない!! 「すみません!社長!岩尾さん!!」 私は将さんの代わりに、迷惑をかけているだろう社長と岩尾さんに頭を下げる。 「大丈夫!大丈夫!ふーちゃんのお蔭で、随分、効率上がったから」 「へ?」 社長がニコニコしながら、私の肩を叩く。それをペシンと手で払う将さん。 その様子を苦笑いしながら、岩尾さんが後を続ける。 「そうなんです。怪我の功名といいますか…文香様のスケジュールに合わせようと、常務が即断即決で指示するもので、それが功をなし、仕事が格段にスピードアップしまして」 「そうそう。その判断もピシャリだから、現場も助かってるんだけどな。 それにお前いないと、きっと、こいつ、常務の仕事しねーぞ」 「いや、そんなことは…」 古賀主任の発言があり得そうで、冷や汗たらり。 ・
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

593人が本棚に入れています
本棚に追加