Sunday Morning #2

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「何言ってんのよ!ここまで準備してやったでしょ!」 「俺は頼んでないつーの」 「ちょ、ちょ、二人とも!」 結婚式というめでたい席でも、相も変わらず犬猿の仲の二人に、おろおろしてしまう。 すると、 「はいはーい!すみませんねぇ! 空気の読めない親友と嫁に代わりまして、俺が進行しまーす!」 「なッ!」 「チッ!」 「ああ…藤沢さぁ~ん」 将さんの手からマイクを奪い、前に出てきた藤沢さん。 私は安堵の表情で、こういう時に一番頼りになる藤沢さんに縋るような目を向ける。 千夏様のこめかみに怒りマーク、オオカミの舌打ち…は、この際、スルー。 「将!ふーみん、寂しそうだぞ。いいのか?花嫁がまた泣いちゃっても。 千夏!お前は俺の隣以外はダメだろ!ほら、おいで」 藤沢さんは、そう言うと、ニッと口角を上げた。 ・
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