Morning #3

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「あ!そうだ!ちょっと、待ってて!」 結ちゃんは、突然、会場に置いてあった自分の鞄から、パソコンを取り出してきた。 「綾乃も怒ってた!」 「へ?綾ちゃん?」 「そうそう」 4歳下の私の異父妹の名前に、間抜けな声で聞き返す。 結ちゃんは、そんな私を愉快気に一瞥し、パソコンを立ち上げて、スカイプを起動させた。 そして… 「ちょっほ~!今、ご飯中、なんらけほ~!!」 口をもごもごさせて、不機嫌そうな綾ちゃんが。 「ごめんごめん。綾乃、今、そっち、何時だっけ?」 「夜の7時くら……あーーー!文ちゃん!!」 「綾ちゃ~ん!」 無造作に前髪をちょんまげにし、結ちゃんそっくりな大きな目を、さらに見開いている綾ちゃん。 私は、嬉しくて、画面の綾ちゃんに手を振る。 ・
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