591人が本棚に入れています
本棚に追加
「文ちゃん!ホントにそいつと結婚するの!?
もっといい男を探しなさいよ!!」
「ええぇ…?」
綾ちゃんまで、それ言うの?
ていうか、将さんより良い男なんて、この世に存在しないと思うんだけど。
隣を見上げれば、絶世の美男子がそこにいる。
「あたしの彼氏みたいに心広い男がいいのよ!ほら!」
「ほら?」
って、どこ?
すると、綾ちゃんの後ろの壁が動いた!?
「Aloha~!」
「わあー!」
のっそりと綾ちゃんの顔の隣に出てきたのは、目を三日月にして、屈託ない笑顔を見せている、濃い顔の外国人男性。
壁だと思っていたのは、お相撲さんみたいな彼の大きな身体だったのだ。
び、びびび、びっくりした!!
驚きでバクバク高鳴っている胸を抑えて、深呼吸する。
それにしても、綾ちゃんの彼氏さん、デカい!!
・
最初のコメントを投稿しよう!