Morning #3

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「文ちゃん!ホントにそいつと結婚するの!? もっといい男を探しなさいよ!!」 「ええぇ…?」 綾ちゃんまで、それ言うの? ていうか、将さんより良い男なんて、この世に存在しないと思うんだけど。 隣を見上げれば、絶世の美男子がそこにいる。 「あたしの彼氏みたいに心広い男がいいのよ!ほら!」 「ほら?」 って、どこ? すると、綾ちゃんの後ろの壁が動いた!? 「Aloha~!」 「わあー!」 のっそりと綾ちゃんの顔の隣に出てきたのは、目を三日月にして、屈託ない笑顔を見せている、濃い顔の外国人男性。 壁だと思っていたのは、お相撲さんみたいな彼の大きな身体だったのだ。 び、びびび、びっくりした!! 驚きでバクバク高鳴っている胸を抑えて、深呼吸する。 それにしても、綾ちゃんの彼氏さん、デカい!! ・
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