Morning #3

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「こら!綾乃!!将さんはあなたのお義兄さんなのよ?失礼でしょ!」 意外や意外。お母さんから綾ちゃんへ叱責。 基本的にお母さんは綾ちゃんを溺愛しているから、怒ることなんて滅多にない。 そのことにちょっと驚いているところに、綾ちゃんから再び失礼な言葉が。 「うわ!ママまで、あの顔に騙されてる!!」 「綾乃!」「綾ちゃん!」 私とお母さん、同時に怒鳴る。二人ともビックリして、顔を見合わせた。 「やっだ!二人の息が合うなんて、キモッ! でも、二人とも面食いってとこが、さすが親子ってことか~!アハハハ!」 パソコンの向こう側から、あっけらかんと笑う綾ちゃん。 デリケートなことをデリカシーなく、サラリと言ってのけた。 『親子』 私とお母さんの間柄は、そうであって、そうでなかったから。 ・
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