Morning #3

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「はいはい。めでたい席で、これ以上、崎村を怒らせることはしませんよ~」 どこまでも軽い調子の西野さん。 将さん相手にマイペースを崩さない西野さんは、ある意味、一番肝っ玉が据わった人かもしれない。 「とりあえず、お前達に、R=Dは任せたからな。親父の会社を頼んだぞ!」 将さんは西野さんの背中を、気合注入と言わんばかりにバンと強く叩いた。 「ゲホッ!ゴホッ!…おまっ…力強すぎッ」 西野さんは、たまらず咳き込んだ。 からかわれた仕返しだよね、これ。将さんってば、大人げないなぁ。 「不正流用の件もほぼ処理が済みましたし、宮本専務が副社長となり、R=Dもこれからです」 「宮本さんは元々創業者の一人だから、まだまだ頑張ってもらわなくっちゃね。 何かあったら、また連絡してよ」 「はい。了解しました」 昴さんは満面の笑みで元気よく応えた。 ・
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