Morning #4

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「じゃあ、その反対!文香をめちゃくちゃ甘やかすから!」 「いや、それもちょっと…」 すでに凄ーく甘々に甘やかされてると思うので、これ以上は…… 「え?忘れたの?」 「はい?」 「約束でしょ?」 「約束?」 「や・く・そ・く・したよね~!今日の結婚式をする条件で」 「ああっ!!」 すっかり忘れてた!! にこにこ笑顔の将さんの瞳の奥は、キラーンと妖しい光。 そうだった…結婚式をしたくないと駄々をこねるオオカミを宥めるために、伝家の宝刀を抜いたんだった。 「ま、まさか、今日の夜から、ですか?」 「あったりまえ!」 「うっ…」 上機嫌の将さんとは対照的に、段々とテンションが落ちてゆく私。 「せめて、明日からに…」 「だーめ!これから帰って、文香をお風呂に入れて、ご飯を食べさせて、いっぱい文香を甘やかすの!」 ・
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