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伝家の宝刀とは、私を一日中お世話する権利。
一度、お仕置きという名目で、ほぼ監禁状態で私に手錠をし、私のすべてのお世話を将さんがする…ということをされた。
果たして、お仕置きなのか、至れり尽くせりなのか…
でも、凄まじい恥ずかしさを伴うので、やっぱりお仕置きになるんだろうなぁ…
それ以来、将さんが何故か私のお世話に病みつきになり、何度も何度もやりたいと主張するのを、なんとか受け流してきたのだ。
「そんなに私を赤ちゃんにするのが面白いんですか?」
「うん!すっごく楽しい!困った顔する文香が可愛いし!」
「それって、結局、苛めて喜んでるってことじゃ…」
「フフフ…」
口角を上げて、含み笑いする将さん。
このドSオオカミめ!!
やっぱり私を苛めることを生き甲斐にしているようだ。
でも、約束は約束。
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