3.光に包まれて

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 あのあと俺たちは本を使って、魔法の知識を一通りだけど頭に入れた。  現在魔法は、初級魔法から始まって、中級、上級、最上級とあるらしい何ともステキな厨二。さらに初級、中級魔法は、努力と魔力があれば誰にでも使えるらしいが、上級はそこに魔力質、最上級には才能が加わるらしい。  けれど、魔力質によっては初級魔法が中級魔法を打ち破るなども可能みたいだ。これは相当な力量が必要らしいけどな。  そして魔法の種類が、地水火風の“基本属性”に、光、闇、氷などの“特殊属性”があるらしいな。あとは発動者の数がかなり少ないと言われている“固有属性”。一言で魔法って言っても色々とあるんだな。  まぁ俺たちみたいに“能力”なんて代物を持ってる奴はいないんだけどさ。 「さってと! ある程度の知識は得たところだしよ、お次は実践と行ってみようぜ!」  冬馬のその一言に了承して、向かった先はギルドの訓練場。結構遅い時間だけど、ナックさんに許可は貰ってるし平気だろう。  部屋を出て五分ほどで訓練場に着いた俺たちは、とりあえず初級魔法を一通り打ってみようということになった。ちなみになんだけど、今俺、もんのすごくテンション上がってます! 「よし、着いたな。そんじゃぁ大護、先にやってみろよ」 「言われなくてもそのつもりだよ」 「ったく。夢中になり過ぎて訓練場壊すんじゃねぇぞ?」 「流石にそんなことはないだろ」
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